【野球】歴史的瞬間!甲子園球場で開催された初の女子高校野球全国大会決勝戦!

【野球】歴史的瞬間!甲子園球場で開催された初の女子高校野球全国大会決勝戦!

目次(クリックしてジャンプ)

  1. 甲子園史上の一戦
  2. 女子高校野球の歴史
  3. 歴史的一戦までの道のり
  4. まとめ

1.甲子園史上初の一戦

夏の風物詩・甲子園。プロ野球の試合をあまり見ない人でも、甲子園だけは見るという人が多くいます。

地元の代表校が出場する試合が流れると、ついつい応援してしまうこともあるでしょう。

しかし、2021年8月には、甲子園で歴史的な出来事がありました。実は、甲子園球場が完成した1924年には、歴史上初めて女子高校野球の全国大会が開催され、決勝戦で日本一が決まりました。

この記事では、そんな歴史的な一戦が開催されるまでのストーリーを紹介します。

2.女子高校野球の歴史

女子野球の決勝戦が甲子園で行われたことが歴史的な出来事である理由は、女子選手が長年、甲子園のグラウンドに立つことができなかったからです。

これは、甲子園の大会規定が「その学校に所属する男子生徒」という参加資格を明確に記載しており、女性選手を排除していたからです。さらに、「練習補助員とボールボーイは男子部員に限る」という規定があったため、女子部員であっても甲子園球場に入ることができませんでした。

これは女子部員の安全を守るための規定であったが、長年にわたって甲子園球場は「女人禁制」のイメージがあったのです。そのため、女子野球の決勝戦が甲子園で行われたことは、女子選手にとって叶わぬ夢だった甲子園の舞台に立てた歴史的瞬間と言えます。

しかし、日本の女子野球人気はあまり高くないのが現状です。

「女子野球の人気が低い現状」という問題には、男子野球と女子ソフトボールのイメージが定着していることや、女子野球部が18の都道府県に存在しないことが背景にあると考えられます。

さらに、甲子園球場での女子部員の規制があるため、中学までで野球をやめてしまう人や、選手としての夢を諦めてマネージャーとしてチームに入る人が多い状況もあります。

そんな状況を変えるために、全日本女子野球連盟や日本高等学校野球連盟(高野連)などが、女子野球の発展に向けた意見交換を重ねています。

また、元阪神タイガースの木戸克彦氏が侍ジャパン女子代表ヘッドコーチとして尽力し、2021年8月にはついに、女子高校野球の決勝戦が甲子園球場で開催されることとなりました。

3.歴史的一戦までの道のり

女子高校野球の全国大会はこれまでも開催されており、「つかさグループいちじま球場」で行われていました。

(引用元:https://note.com/mochikohh/n/n51de152eb1c7)

しかし、写真を見ればお分かりになるかと思いますが、どうしても甲子園球場と比べてしまうと質素な感じが否めません。(あくまで甲子園と比較際の個人の感想です)

なぜこのタイミングで、女子野球選手の念願である甲子園での試合が実現されることになったのでしょうか。

もちろん上で述べたような関係者の方々の尽力も大変なものだったと思いますが、女子野球選手の念願である甲子園での試合が実現されることになったことには、2つの理由があると考えています。

理由①:世界のスポーツ界において男女平等が推進されていること

具体的には、国際オリンピック委員会が採択した「オリンピック・アジェンダ2020」において、男女平等の推進として「女性の参加率50%の実現」「男女混合の団体種目の採用の奨励」が目標に掲げられています。

日本は男女平等の面で遅れを取っており、特に甲子園の「女人禁制」問題は男女差別だという声が多く上がっていました。

野球界として男女平等の実現に向け、女子野球の人気を高めるために、甲子園で女子高校野球決勝戦を開催することが決定されました。

理由②:野球人気の低迷を救うための希望として

近年、近年は少子高齢化や新型コロナ、遊び場の減少問題などの影響もあり、日本の野球人気は低迷しています。

中学野球部の部員数の推移からも、その傾向が明らかになっています。

少し古いデータですが、中学野球部の部員数の推移を見ると、明らかに右肩下がりになっていることがわかります。

(引用元:https://baseballking.jp/yakyuiku/182118)

一方で女子硬式野球の競技人口は、水準としてはまだまだ小さいですが、右肩上がりで推移しています。

(引用元:https://wbfj.jp/wp-content/uploads/2022/06/人口推移資料20210730.pdf)

女子野球の普及によって野球人気を回復し、未来の野球選手の育成につなげることが期待されます。

実際に甲子園のグラウンドでファインプレーを連発する女子選手たちの活躍を見れば、野球界の未来を夢見たくなるのも納得です。

4.まとめ

女子高校野球の歴史的な一戦が、甲子園球場で開催されたストーリーをご紹介してきました。

2021年の第25回大会を皮切りに、2022年の第26回大会でも女子高校野球の決勝戦は甲子園球場で開催され、2023年もきっと同じ場所で開催されることを期待しています。

彼女たちの熱いプレーが、女子スポーツ界や女性アスリート界を盛り上げてくれることでしょう。

甲子園で実現された彼女たちの夢に向かって、ひたむきに頑張った女子選手たちの勇姿を、ぜひご覧ください!

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