フリースタイルフットボール安武舞さん・女性アスリート

【フリースタイルフットボール】安武舞さん_日本代表、そして世界大会優勝への挑戦!

最近は女性の競技人口も増えてきているという「フリースタイルフットボール」。ボール1つあれば始めることが出来るので、初心者の方からスポンサーのついたアスリートまで様々です。

そんなフリースタイルフットボーラーの中でも近年第一線でご活躍され、数々の大会で入賞されている安武舞(やすたけ・まい)さんにお話をお伺いしました。

■初めは部活の空き時間に技を練習していた。この経験がこの世界に進むきっかけになった

ーフリースタイルフットボールを始めたきっかけを教えてください。また、他にもスポーツやられていたのですか?

元々、拳法や水泳はやっていましたね。中学ではサッカー部に入りました。男子の中で試合に出ることは難しかったので、空き時間にフリースタイルフットボールと知らずに技をやっていました。

その後、少しずつ練習を重ね高校に上がりSNSにアップした動画が「バズった」ことがきっかけになり地元のフリースタイラーが見てくれて、その方と一緒に本格的に始めました。

ー練習はどのようにやっているのですか。また、初めて大会に出たきっかけは何ですか。

最初の練習は独自でしたね。技をやる様になってからは、YouTubeで検索して「今日はこれやってみよう」みたいな感じでやっていました。実家が少し友達の家と遠いところにあり友達呼ぶのも大変なので1人で庭で練習することが多かったですね。そのスタイルが結構自分には合っていたみたいです。

最近は、近くに住んでいる友達と練習したり、愛知に住んでいるので愛知のフリースタイルフットボーラーたちのグループと連絡をとって練習し、そこで技を披露しあったりしています!

初めての大会は神奈川の学生選手権で、運営の方がSNSを見て直接連絡いただきお誘いいただいたことで出場しました。

■初めての大会の悔しさが後の原動力に。同じ大会で5年後に掴んだ栄冠

ー初めての大会で勝つことは難しかったのではないでしょうか。

初めて出場した大会の結果は最下位だったんです。本当に悔しかったですね。。その後、悔しさを原動力に練習を重ね少しずつ大会で入賞できる様になり「これからだ!」という2020年にコロナの影響を受け多くの大会が中止になってしまいました。しかもその時期にアキレス腱を切ってしまったんですよね。体育のサッカーで(笑)。コロナと怪我の影響もありその時期は表舞台に立つことは無くなっていましたね。

でも、諦めることなくコツコツと練習を続け、2022年の学生ラストの年に同じ大会(学生選手権)に出場したのですが、大学生部門、女子部門の両方で優勝することが出来ました!その時の、会場を沸かせた楽しさと言葉にできない程の喜びは今でも忘れられません。

フリースタイルフットボール安武舞さん・女性アスリート

フリースタイルフットボール界の課題。下の世代のためにも解決していきたい。

ーフリースタイルフットボールで今感じている課題はございますか。

最近は変わりつつありますですが、地方大会が少ないことですね。例えば地元の福岡では上手い子は沢山いますが大会に出たことがないので知名度が著しく低いとか。九州では1回も大会が開催されたことがないんですよ(泣)。

自分は上京してきたので、関東の大会に出ることができたり、有名なフリースタイラーと関わってお仕事等も色々紹介いただいたりするんですけど。九州等、地方に行くと機会が平等でないというのは課題だと思います。

また、スキルはあるけど「魅せ方」が自分で分からずスポットライトが当たらないという子は結構多いですね。このスポーツは「見たらすぐ凄さがわかる」競技であることは間違い無いので、SNSとかを上手く使えば仕事に繋がっていったりはすると思うのですが。

あとは、この競技だけではないですが選手として強い人にサポートがつくというよりは、アイドル的な感じで少し出来る人の方にサポートがついたりしているのも現状と感じています。それはそれで凄く良いことだと思うのですが、今後競技として選手が強くなり育っていくためには、「選手として強いから」サポートをしてもらうことは必要だと感じています。

この競技自体は比較的若い世代が多くて、中学生や高校生が強いんですよね。我々の世代が実は年齢としては上の方なので、下の世代のためにも正しいサポートがしっかりと付く様な未来にして行きたいと思います。

実は世界的に見てレベルの高い日本。世界一に挑戦し続ける覚悟。

ー今後挑戦したいことを教えてください。

世界で優勝することです。

実は、世界的に見ても日本は凄く強い国なのですが、世界大会に出るのは狭き門なんですよ。フラットに世界の上手い人から世界大会に出場できるシステムであれば日本人結構出場できると思うんですけど、現状アジア枠は1人だけなんですよね。。なのでまずは「アジアチャンピオン」にならないと世界大会に出場できないんです(笑)。U-15の女子とかはランキングで8位中4人が日本人だったりで非常にレベルが高いんですけど、出場できないんです。

いずれにしても、まず世界に戦うには日本で1位になる必要があります。現在1位の方は初めてRed bullの世界大会に出て、ベスト4になった方でゴリゴリに強いですけど(笑)。プライベートでも一緒に練習をしたりしているので仲間であり良きライバルでもありって感じで、今後も切磋琢磨していきたいですね。

フリースタイルフットボール安武舞さん・女性アスリート

ー大会ではどの様なことがジャッジに評価されるのでしょうか

オリジナリティ(独創性)とディフィカルティ(難易度)が基本にはなるのですが、審判員によっても評価は違いますね。なので「このジャッジの場合はこんな技を出した方がいいな」等の分析もしないといけないんですよ。 23年度も全日本大会や世界大会に出る予定です。この記事を見ていただいた方は応援していただけると嬉しいです!

ーその他、今挑戦していることを教えてください

映像クリエーターとして、動画の制作にも取り組んでいます。こちらの動画はsim world battleという動画世界大会で優勝した時の作品になります。進撃の巨人とのコラボ大会で、フリースタイルフットボールのパフォーマンスも、CGや編集も全て自分が行いました。

他にも、Instagramに様々な動画をアップしていますので、ぜひご覧になってみてください!フォローお待ちしております。 また、お仕事のご依頼がございましたら、DM等にてよろしくお願いいたします。

Instagram:https://instagram.com/mai_fstyle?igshid=YmMyMTA2M2Y=

■安武舞さんプロフィール

安武舞(やすたけ・まい)

福岡県出身。2000年12月17日生まれ。

【経歴】

2017年:フリースタイルフットボールを始める _

2019年:国際大会(FFOO)(男女混合top32) _

2020年:めざましテレビ出演 _

2020年:学生選手権出場(女子部門優勝)

2020年:全日本大会(女子部門3位) _

2020年:RedBull世界大会(女子top32) _

2021年:九州朝日放送シリタカで特集 _

2022年:世界大会(OFSC)(女子top16)

2022年:オンライン国際大会(sim world battle)(女子部 _門優勝) _

2022年:RedBullアジア大会(女子top16) _

2022年:学生選手権出場(女子部門優勝) _

2022年:学生選手権出場(大学生部門優勝)

現在:個人でバトルを中心に活動

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